足の裏の鍼は・・・

今日は、神経痛と自律神経失調による色々な症状のお話です。

この方は、かなりストレスも多く体調を崩されていらっしゃいました。肩こり、腰痛に加え、少し前から下肢の後外側に痺れも出だしたそうです。最近、更に首の凝りも激しくなって、締め付けられるような頭痛や、脈うつような頭痛がしたり、時々、両手から腕にかけても痺れがでだし、目の下が時々ピクピクしたり、眉毛の奥が突っ張ってる感じがしたりと・・・・トイレも近くなって1・2時間おきに行きたくなるけど行くとそうまでは出なかったりと、色々な症状が出てきたそうです。 

腰と頭のMRIは、特に異常なしだったとの事で、お知り合いに勧められての来院でした。

少しのストレスは、体を動かす為のがんばる素にもなるのですが、ストレスがかかりすぎると常に交感神経が緊張し、リラックスする副交感神経が抑えられ、相互の切り替えがうまくいかなくなってきます。そうなると、自律神経のバランスが崩れて、体調を壊してしまいます。交感神経過多により、筋肉が固くなって、痛みが出たり、神経や血管を絞めてつけて神経痛になったりもします。この状態は、常に闘争または危険からの逃走状態になっているようなもので、脈拍や血圧もあがり、睡眠もうまく取れず、胃腸の働きは悪くなったりします。戦ってるときや逃げている時には、素早く動かないといけないし、食べてる暇もないですから・・・・しかし、緊張しすぎると、下痢したり、おもらししたりする事もありますよね。緊張を回避しようと働いてしまうのか、自分では、どうしようもできない自律神経の作用です。

鍼は、初めてで、怖いとの事でしたので、まずは、しっかり鍼灸で全身を軽い刺激で行いました。

3回目の来院時、全体的に症状が10→5or 6 位になっている感じ。眉毛の奥のツッパリ感もあまりなく、目の下のピクピクは少なくなった。下肢の痺れ、頻尿はまだあるが、手の痺れは大丈夫との事。

5回目の来院時、腰の痛みは自分では感じなくなり、足の痺れも、少し楽になってきていて、尿の方も、2・3時間位はあくようになったとの事。鍼をした後は気持ちが良いといわれ、鍼にも慣れてこられました。鍼の刺激量を少し増やしました。

8回目の来院時、全体的に少しずつ良くなってきていて、目のピクピクも気にならなくなったとの事。

13回目の来院時、最近、忙しくすごく疲れていて、以前ほどではないが、また目のピクピクがしだし、雨前に頭痛がしたとの事。ストレ緩和のために、足の裏の鍼をプラスしました。(手や足の裏は、ちょっと痛いのですが・・・・)

17回目の来院時、全体的に疲れてはいるが、目も頻尿も神経痛も問題なし。随分と鍼にも慣れた様子で、なんと

「両足の裏の鍼は、すごく気持ちが良かったので、またお願いします!」

とおっしゃられました。怖かったのが、うそのようですね (^-^)

症状も随分と落ち着いてきたようで、良かったです。でも、疲れやストレスがたまると調子が悪くなったりしますので、リフレッシュにいらしてくださいね ♪

お待ちしてま~す (^O^)/