もう治らないと思っていたのに・・・

今日は、ヘルニアによる坐骨神経痛のお話です。

この方は半年位前、左側のお尻~太ももの後面~ふくらはぎの後面と側面の違和感から始まり、すごく痛くなったのだそうです。左足の甲・裏・指先は常にしびれ、また、太もも・ふくらはぎは、激しく痛むと痺れてくるとの事で・・・ 病院でブロック注射を打ったり、痛み止めを飲んだりしたそうですが、しばらくの間、楽にはなっても、また痛みが戻ってしまうと言われていました。 

当院へのご来院は、5年ぶりで、前回治療後から半年くらい前まではずっと調子が良かったそうです。

今回の施術は、しっかりエコー鍼灸で行いました。(その当時にはなかったのですが・・・)

治療を重ねるほどに少しずつ良くなっていき、5回目来院時には痛み等が10→2位になって、特定の椅子に座った後だけが痛いが、その他は、大丈夫とおっしゃられていました。

その後、7回目の施術中、

「もう、治らんかと思ってたのに・・・やっぱり、鍼灸はいいね~(^^♪  早く来ればよかった!」

と言われ、帰りには、

「もう、ほとんど良いので、しばらく様子を見ます!(^^)! 」

と、嬉しそうにおっしゃられていました。

坐骨神経は腰の下の方から始まり(腰の4番~仙骨の3番)、臀部・太ももの後面を通り、膝付近で、後面(ふくらはぎ)~足裏、後面外側・前面外側(すね)~足の甲へと、分かれていきます。

太ももの前や側面の神経は、だいたいは、腰の上の方から始まり、それぞれ名前がついていますよ。坐骨神経の兄弟のようなものですね (^^)

神経痛は、神経のラインで色々な所が痛んだりしびれたりして、それが、色々と移ったように出たりもします。腰痛がなく、足だけが痺れても、原因は腰だったりするわけですよね。

この方は、坐骨神経の走行に沿って全体に症状がありました。

でも、鍼とお灸がよく効いたようで、

思ったよりも早くお元気になり、本当に良かったです(^^)v