今日は、肩甲骨の内側(肩甲骨と肩甲骨の間)の痛みのお話です。
この方は、6年前位から、右の肩甲骨の内側が痛みだし、痛みが強い時は右肘まで痛くなるのだそうです。更に、PC作業などの疲れがたまってくると、首肩の痛みや目の痛み、頭痛もしだすので、鎮痛薬を服用されるとおしゃられていました。
当院での鍼灸治療は、初めてでしたが、怖くはないという事でしたので、細めの針を使用し、中~強位の刺激での施術を行いました。
初めての施術を受けたあと2日位は重たい感じがあり、その後、肩こりが楽になった(10→7)のだけれど、肩甲骨の痛みが、内側から外側に移ったとおっしゃっていました。
よく痛みが移ったと心配される患者様がいらっしゃいます。
元々痛みがあっても、すごく痛い所を強く感じすぎて、ほかの痛みが気にならず一番痛い所が良くなってくると、次に痛かったところが分かってきて痛みを感じるようになったりします。神経痛などは、神経の経路に沿って、色々な場所に移動したように痛みや痺れが出たりする場合もあります。
一番痛い所が楽になった事で動き方が変わり、痛みを感じる場所が変わる事もあります。楽になったからと、まだ治っていないのに動けるので、ついつい動きすぎてしまい、最初の頃より悪くなってしまったり、治りにくくなってしまう事もありますので注意が必要です。安定的に症状が落ち着くまでは、我慢して出来るだけゆっくりしてください。そうすることで、本当に元気になり、色々と出来るようになります。急がば回れですね!(^^)
反対に全体的にこのあたりのどこかはわからないが痛いと言われ、治ってくるにつれてはっきりここが痛いと分かってくる場合もあります。(治ってくるにつれて、また分からなくなってきますが・・)
個人差はありますが、痛みが移動したり、はっきりして来たりするのも、治っていく過程のひとつなのです。
3回目の来院時、「肘は、あれから調子良いが、肩甲骨の外側がやはり痛い。頭痛は1週間なかった。」とおしゃっられていました。
しかし、4回目に来院された時には・・・・
「かなり、調子いい。全部の症状が、治まってびっくりしている!!」
と、嬉しそうにおっしゃられました。
びっくりして頂けるほど、お元気になられたなんて、本当に良かったです (^^)v
その2週間後も「すごく調子が良くどこも悪くない」と言われてました。その後は、1ヶ月おきくらいのペースで・・・
しかし、肩凝りは、楽になっても疲れがたまってくるとまた出てきます。元気に毎日を過ごされるためにも、疲れをためすぎないように時々メンテナンスにいらしてくださいね (^^)
お待ちしてま~す ♪