今日は、寝違いのお話です。
この方は、朝起きた時、右首が痛くなり、首が固まったように動かせなくなったのだそうです。
自分でどうにかしようと揉んでみたり、動かそうとしていたら、更にキリキリと激しく痛みだし、頭痛もして、気分も悪くなったとの事でした。
もともと、この方は、10年以上前から定期的に来院されていらっしゃり、ちょうどこの日に予約が入っていました。しかし、「痛くて外に出る気にならないので、今日の治療をお休みしたいのですが・・・」と、お電話がありました。「寝違いでしたら、急性の症状なので、早く治療すればするほど早く治りますよ。」とお伝えしたところ、頑張って来院されました。
寝違いやぎっくり腰などの急性の強い症状は、熱感、痛みも強いので、お風呂で温めたり、揉んだりすると余計症状がすすみ、ひどくなる事が多いのです。足の捻挫などでしたら、冷やすのでしょうが、腰痛や首肩痛などは、急性であっても、温めた方が良くなるのでは?と思ってしまい、温めてしまう方が多いようです。
慢性の症状でも、色々と一生懸命動いた後に、痛い所を触ってみると、熱をもっていたりするので、そんな時すぐに冷やして熱をとると予後が全然違ってきます。
寝違いの症状は、痛み、熱感ともにかなり強いようでしたので、首肩の鍼灸施術は、軽い刺激で行いました。腰足は通常通りの刺激で行い、そして終了時に、頸部の熱感の強い場所にアイシングをしました。
このように熱感の強い時は、自宅でアイシングをすることも、とても有効です。
そのようにアドバイスしたところ、当院付属の大塚台薬店で、アイシングシート(70%が水分でできた薬の成分の入ってない湿布)を購入され、自宅で4~5時間おき(水分が蒸発して湿布が硬くなるころ)に貼りかえたとのことです。
寝違い発生後の最初の施術後、少し楽になられたようで、次の日もご予約をして帰られました。
次の日来院された時、朝起きたらほとんど痛みもなく、10→1もない位になったとの事で、
「昨日、治療に来てよかった!!」
と、とっても喜んでいらっしゃいました♪
寝違いが楽になり、お元気になられて、本当に良かったです(^^)