今日は、ぎっくり腰のお話です。
この方は、朝起きて座り、立ち上がろうとしたら、腰に激痛が走って崩れ落ちそうになったのだそうです。立つ事も歩くことも、腰も伸ばす事も曲げる事も出来なかったので、靴下も履けなかったそうです。
2週間位前、腰を捻った時に打撲のような痛みがしてから、何かした拍子に腰が伸ばせなかったり、激痛が来たりと、だんだん悪くなってきて・・・・。
整骨院へ行ったりはされたらしいのですが治りきらず、今朝が一番ひどい状態との事でした。昨夜は、お風呂で温めたそうです。(今朝は反対に冷やしてみたら少し楽になり、どうにか歩けるくらいにはなったので、当院へ来院されたとの事)
ぎっくり腰は、腰を支える靭帯(じんたい)や筋肉、それに腰骨の関節などに急に負担がかってしまう事で痛めて、捻挫のような状態になります。疲れがたまっている時や、季節の変わり目などに発症される方が多いです。ほとんどの場合は、炎症を伴いますので冷やした方が良いのです。
しかし、慢性的な腰痛・神経痛の時は、寒さで悪化して、温めると楽になります。その為、ぎっくり腰の場合にも、いつもより熱いお風呂に入ったり、ゆっくりつかったりして温めて悪化させてしまう方がいらっしゃいます。
ぎっくり腰は、急に起こる場合だけでなくじわじわ悪くなる事もあります。また、慢性的な腰痛がある方でも更にぎっくり腰のような炎症のある症状が上乗せされる事もあります。激しく痛む時には注意が必要です。
初回の施術時、エコーで患部をみると、左腰に異常血流があり、熱感もありました。鍼をエコーを使用し数本打ち、腰全体的には散らすように打ちました。最後にアイシングをして、痛みが 半分未満になるまでは、ご自宅でも4~5時間おきに張り替えていただくようにして頂きました。
2回目の来院時、今回の最大の痛みを10としたら、4~3位になっているとの事。「痛み止めを飲んでいるのもあるかもしれないが、寝返りを打つ時に痛い位で、そう痛くない」とおっしゃられました。
3回目の来院時、
「治った!」
と、嬉しそうにおっしゃられていました。
慢性的にならないか、通常の生活が送れるようになるのか心配されていらっしゃいましたが、お元気になられて本当に良かったです!
趣味のスポーツも、また楽しめますよ。でも、元気に楽しむためにも、たまにはお体のメンテナンスをされて下さいね ^^
また何かあれば、遠慮なくお越しください (^^♪