今日は、三叉神経痛を伴う色々な「痛み」と「しびれ」のお話です。
この方は、痛みの緩和目的でマッサージをうけられた時に全身を強く揉まれ、次の日から首肩の痛み・頭痛が激しくなり、痛み止めを飲んでも効かず、体調も悪くなって倒れてしまったのだそうです。
強いマッサージを受けた時に、痛すぎて思い切り噛み締め、全身が緊張して力が入り、筋肉が固くなってしまって神経を締め付けた（神経絞扼障害）状態になったのかもしれませんし、強く押さえたことで、筋肉がけが（ 筋挫傷 ）をしてしまったのかもしれません。 時々、このように強いマッサージや整体を受けられた後に痛みやしびれがでたと言われ来院される方がいらっしゃいます。椎間板が弱っているときなどは、ヘルニアになる事もありますので、注意が必要です。
更にこの方の場合は、ＭＲＩ検査等の結果には異常はなかったものの、元々あった腰臀部痛の他に、手のこわばり、指先のしびれ、全身の関節痛、顔に冷たい感じや、しみる感じもするようになったのだそうです。どうしようかと思ってらしたところ、当院の患者様から 紹介されたとの事で、来院されました。
鍼灸治療は、初めてで怖いと言われていましたので、怖くないように、 症状の激しい所を中心に全体的に軽い刺激での施術を行いました。
1回目の治療後、次の日の夕方までは、痛み、しびれ等の全体の症状が、１０→1ぐらいになったと喜ばれていたのだそうですが、 その後、以前ほどでもないけれど、また戻ったとおっしゃられていました。
２回目の治療後も、次の日は全体的に調子が良かったとの事ですが、またぶり返し・・・しかし、少しづつ、良くなってきているようでした。
3回目の治療後位からは、顔の異常感覚も、１０→1～0.5位で落ち着いているようで、「良かった～」と喜んでいらっしゃいました。
数日後、ご紹介をしてくださった方が来院されましたので、ご紹介いただいたお礼言いますと・・・
「いえいえ、困ってらしたので・・・・」
と、ホッとして嬉しそうにおっしゃられました。
色々な症状が出てらしたので、時間がかかるのではと思っていましたが、わりと早く効果も出てきているようで、私どもも嬉しく思っていました。
その後、少しずつ治療間隔を開けていきながら、メンテナンスも兼ねて来院され（ お仕事で、歩き回ったり、中腰での作業が多いため、痛みが出たりされるのですが・・・）全体的に随分調子が良くなってきたようでした。
梅雨に入り、13回目の久々のご来院。
梅雨に入ると、気温や気圧の変化、湿度などで体調を崩される方が多くなります。体がだらしくて起きられなかったり、神経痛や古傷などの痛みや痺れが激しくなったり、おなかの調子が悪くなったり、めまいがしたりと・・・・
しかし・・・
肩凝りはあるものの､全体的に調子良く、スポーツを再開されても大丈夫だったとのご報告 ♪
天候にも左右されず、お元気になられて本当によかったです(^^)/