あれっ? あれっ? まったく痛くない!?・・・

今日は、お尻の筋肉が固くなったことで起こる梨状筋症候群(坐骨神経痛)のお話です。

この方は、2、3ヶ月前からお尻がピリピリしだして、じわじわとお尻とふくらはぎが痛みだし、特に朝起きたときや、体位を変えたり、立ち上がったりする時にビリッと来るのだそうです。

梨状筋症候群は、 ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因で起こる神経痛より、単純な神経痛(坐骨神経痛)です。お尻の筋肉(梨状筋)が固くなる事によって、そこを通る坐骨神経を圧迫して、神経に沿って痛みや痺れが出るのです。

この方の場合、お尻の筋肉がかなり固くなっているようでした。エコーを使用し固くなった梨状筋を狙って刺し、あとは腰から下肢にかけての施術を行いました。

治療後、着替えながら、「あれっ!?」「あれっ!?」と何だか独り言のような・・・・

帰り際に

「まったく、痛くないんだけど!?」

と、とっ~ても不思議そうにおっしゃられたので、
「一時的に痛みが治まっても、まだ治ったわけではないと思いますので、無理はしないでくださいね。」とお伝えしました。

4日後に来院された時でも、痛みは10→2位と言われ、ずいぶんと良くなっていらしゃいました。

梅雨の間もそうですが、台風も来たりして天候による気圧の変化や気温の変化、湿度などで痛みが出ていらっしゃる方も多いので心配でしたが、ホッとしました。

気圧が低下すると、内耳のセンサーを刺激し、自律神経の活動が高まります。体がだるくなったり、痛みを感じる神経などを刺激する物質が分泌されたりするのです。炎症や神経症状、古傷などがあると分泌された物質に反応して痛みをより感じてしまい辛くなってしまいます。気圧の変化などは、自律神経のバランスも崩しやすく体調不良に陥ってしまうので、十分に気を付けてくださいね!

それから、また3週間後にいらしたときは、また、さらに良くなっていらっしゃいました。

お元気になられて、本当に良かったです(^^♪