今日は、目まいと吐き気のお話です。
この方は、 座っていてもクラクラとした目まいと吐き気でご飯も食べれなくなり来院されました。
以前から、疲れがたまってくると、首肩腕の痛みや、指にかけての痺れがでたりして調子が悪くなってくると来院され、何度か施術を受けられると良くなっていたのですが・・・(痛み、しびれの主因は、MRIの検査結果で、頸部の脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアと診断されていました)
今回は、1年4ヵ月ぶりでした。かなりお仕事がハードで過労状態にあり、 最初は「のど」の前の方の違和感から始まり、つばを飲み込むだけで「こめかみ」が痛くなって、その後は、「めまい」と「吐き気」で座っているのも辛くなったのだそうです。
少し、遠いところにお住まいなのですが、
「首からきていると思うから、治療をしてもらったら、良くなるような気がする。 車を運転することができないので、タクシーできました。道中、道案内のため横になることができなかったので辛かった。」
と言われ、病院へはまだ行っていないとの事でしたので、かかりつけ医にも必ず見ていただくようにとお伝えして治療をしました。
首には、首肩腕頭につながる神経だけでなく、血圧を察知し調整するための圧受容器である頸動脈洞、嚥下や発声・内臓(心臓・胃・腸)を動かす自律神経の副交感神経に関係した働きをする迷走神経も走行しています。首肩が凝ってくると、色々な影響がでてくるのです。
超音波エコーを使用して、首周りの ファシアの重積が厚くなって血管や神経を圧迫している斜角筋・舌骨筋などを狙って鍼を打った後、全体的に首肩の通常鍼灸治療を行いました。(鍼治療にも慣れていらして刺激も大丈夫な方でしたので、ガッツリと・・・・)
それから、6日後来院された時に、前回の治療の翌日には、船に乗った後のフラフラ感がのこっていたが、ほぼ症状はとれて、運転も出来たし仕事にも行けたとの事でしたので、ホッとしました。
その1週間後に来られた時は、肩こりは少しあるものの、調子は良いと言われて、いつものようなお元気な姿をみる事ができました(^^)
お元気になられて、本当に良かったです!